第7回 ドライカーボン筐体の型作成

第6回からしばらく立っちゃいましたが、寝ていただけではないです。ドライカーボン筐体を作るにあたっていろいろ調べたり検証してました。

模式図まずどういう型にするかいろいろ考えた。普通ドライカーボンならメス型をグラスでウェットのFRP型で作る。しかし、メス型だとノートパソコンのボディは上下サンドイッチ構造になり、上下を正確にあわせるため精度が難しくなる。だからオス型で一体成型なら合わせる手間が省け強度も稼げると思いオス型に決めた。
とすると1番目の模式図のように、型は2分割にしてキーボードの開放部からまず1個目を上方に抜型し、2個目をスライドさせてから同様に開放部から抜き出す事になった。
では何で作るか。例えばオスのグラスでウェットのFRP型を作るには、まずメス型を木枠で作ってそれからグラスを積層してそれを上下やって…… やってられないからFRPは却下。
条件は

  • 130度の熱に耐えられる
  • 平滑面を出し易い
  • 削るなどの加工が容易

が主なところ。
MDF型樹脂は熱がヤバそう。石膏はやはり型がいる。アルミ板はまあ良いが厚さ20mmの板は高い箱組するのならそれを筐体にしちゃう(でも5mmでよい液晶側の型に採用)。木材はかなりいいが熱が加わると乾燥が進み変形する、惜しい。と合板ならと思った。でMDFならどうだと思った。MDFとは別に特殊なものじゃく無印良品の棚にも使われてたりしたホームセンターでも普通に売ってる加工木材。木の粉を圧縮して固めたもの。ちょっと接着材が入っているだろうことが気になったけど忘れることにした。+++www.scratch-audio.com/MDFボード+++で購入。注文した寸法と角丸加工もしてくれるので、手間省きと精度向上に繋がった。
それぞれの分割する型は上下の板で構成され、中央で上下が互い違いに組み合わされることで一つの型になる(写真2)。合わせ面を木ネジで止めてから、パームレスト面のネジ頭の穴をエポキシパテで埋める。カーボンプリプレグが追従しやすいように角を少し落とす。400番までサンディングしたら塗装に入る。
風呂場で塗装塗装中風呂場は塗装には結構ベストなところ。しかしその都度片付けないと風呂に入れないけど。
塗装は少し経験があるので安心して進められる。
塗料はスプレーの耐熱塗料を使った。一層ごとに10分ほどの半乾燥を繰り返し4層ほど塗る。しかしこのスプレー缶がかなりクセモノだった。かなり荒く噴出する。しかもかなり粉が舞い上がる。鼻毛が大変な事になった。塗装面も荒くて1500番までサンディングしてもちょっといまいち。まあとりあえず我慢して、板のつなぎ目やちょっとした窪みをパテ埋めして平滑を増してから、最後まで塗装。全部で8層くらい塗った。もういちど1500番までサンディングしてなんとかなった。でもちょっと手を抜くとドライカーボンは抜型できなくなるらしいので心配。特にオス型だし。
塗装後この次は液晶側の型をやる予定。そっちは5mmのアルミの角を落として磨くだけで塗装がいらないので楽チン。
型が揃ったらいよいよカーボンプリプレグと副資材を注文しなきゃ。カーボンプリプレグは本来-20度で保存するもので、家庭の冷凍庫だと2〜3週間が賞味期限。夏の室温などもってのほかなので、来るまで準備万端いつでもどうぞ!の状態にしとかなきゃいけない。キンチョーする。

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